【コラム】実例紹介!「ヌック」のある住まい
こんにちは!
土岐市、瑞浪市、多治見市の東濃を中心に快適でお洒落な家づくりをしている、
家ZOUです!
寒さが増してきて、あまり外に出たくない・・・。
窓際で日向ぼっこしながら、読書タイムなんて最高!
そんな季節がやってきました。
そこでご紹介したいのが「ヌック」と言われるスペースです。
「ヌック」は、出窓のような窓際のスペースを、ベンチやソファのように座ってこもれるようにした場所のこと。
今日は、そんなヌックについて、おすすめの取り入れ方や注意点などをご紹介します。
▼目次
・ ヌックとは?
・ まとめ
ヌックとは?
「ヌック」とは、スコットランドの建築様式に由来する言葉で、片隅や隠れた場所などの意味があります。
中世スコットランドの石造りの住宅では、壁から出窓のように突き出た形に暖炉を作り、火を囲むように腰掛けを設けました。
その腰掛け部分を「ヌック」といい、「イングル・ヌーク」「アングル・ヌック」とも言うそうです。
オープンなスペースに付属する小さく囲まれた空間は、暖かく居心地の良いスペースとして親しまれました。
欧米の住宅では現在でも、朝食を食べるためだけの場所として窓際に小さなテーブルと椅子をおいたスペースを作ったり、大きな出窓のようなスペースにソファを設えたりする方法が見られます。
日本でもこうしたスペースの作り方が注目され、導入事例が増えてきました。
施工事例: Pinterest HOUSE
ヌックスペースの主な場所
ヌックを設ける場所として、取り入れられることが多い場所を紹介しますね。
その1:窓際ヌック
出窓のようなスペースに、クッションを置いた「窓ヌック」。
ヌックの代表例として見かけることも多いのではないでしょうか?
暖かい日差しを浴びて日向ぼっこを楽しんだり、うとうとしながら読みかけの本を開いたり、のんびりと過ごすことができそうです。
窓から見える景色が素敵なら、ヌックスペースを食事の場としてしつらえる方法も素敵ですね。ベンチをテーブルがわりにして、カフェタイムを楽しむ席にしてもいいかもしれません。
施工事例: 吹抜けに出られる家
その2:階段下スペース
デッドスペースとなりがちな「階段下」のスペース。
特にリビング階段にすると、収納にするかスケルトン階段にしてフリースペースにするくらいしかありません。
それを逆手にとって、ヌックスペースとして使うアイデアです。
このこもり感が絶妙です。小さな本棚とクッションがあれば、ちょっとした読書スペースになりますね。
施工事例: 愛犬モチーフアイアンのあるお家
その3:小上がりスペース
リビングに隣接した畳スペースを設ける場合、1室として使うなら4.5畳くらいの広さが欲しいものですが、間取りによってはもっと狭いスペースしか作れないこともあります。
そんな時に検討していただきたいのが、「小上がりヌック」です。
ほんの2〜3畳ほどの小さなスペースですが、この狭さがヌックにはぴったり。小上がりになっていることで、こもり感も演出できます。
洗濯物を畳んだり、ちょっと寝転んで読書したり、お昼寝したり。いろいろな使い方がイメージできます。
施工事例: 片流れ屋根のコの字のお家
ヌックを取り入れる時の注意点
魅力的なヌックスペースですが、上手に取り入れるための注意点も知っておきましょう。
使い方をよく考える
小さなスペースと言えども、貴重な床面積を使います。
魅力あるヌックとしてうまく使うためには、どんな使い方をしたいのかよく考えておきましょう。
例えば、日中読書をしたいのなら光が入るように窓を設けて、眩しさを調整できるカーテンや障子を設置したいですね。
ちょっとした本棚も欲しいです。
スタディスペースとして使いたいなら、デスクと椅子を置けるような作り方を考えましょう。
電源や手元を照らす照明も必要です。
こんな風に、用途によって作り方や必要な設備も違ってきます。
なんとなく作ってしまって、収納がわりにならないよう、よく使う方を考えておきましょう。
こもり感を大切に
ヌックの居心地の良さは、小さく囲まれた「こもり感」にあります。
そのため、あまり広くなりすぎないように気をつけたいですね。
2畳から3畳程度あれば、十分ではないでしょうか。
そして、周囲を適度に囲まれている作りにしましょう。
一方はリビングやダイニングに向けてオープンにしておき、残りは壁などで囲みます。
一段上がっているのも、こもり感を助けてくれます。
窓際に作る場合は、奥行きが浅いと単なるベンチのようになってしまうので、幅や奥行きも計算したいですね。
団らんの場所に近いところに設ける
個室にヌックを設けるのも素敵ですが、ちょっとした居場所として活用するなら、家族の集まるリビングやダイニングに面した場所に作るのがおすすめです。
家族団らんの気配を感じつつ、ちょっとこもって自分の時間を楽しむ、そんな使い方ができる場所を考えてみましょう。
施工事例: ブルーの土間ストーブがあるお家
まとめ
おうち時間が長くなり、家族の過ごし方も変わってきています。
広い空間で同じことをして過ごすのではなく、それぞれが楽しみながら一緒に過ごせる場所づくりに役立つのが「ヌック」スペース。
デッドスペースをうまく活用すれば、小さな住まいでも「ヌック」を作れます。ちょっとしたスペースで、住まいの居心地がもっと素敵になりそうです。
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