岐阜・東濃で「平屋」を建てる前に知っておきたいこと

東濃で「平屋」を建てる前に知っておきたいこと
こんにちは。家ZOUの大島です🐘
事務所の窓から外を見ると、駐車場のアスファルトがゆらゆら揺れて見えるくらいの暑さです。
いやあ、この夏も東濃は暑くなりましたね。
さて、ここ数年、お客様との打ち合わせで本当によく聞かれるのが、「平屋って、うちでも建てられますか?」というご質問です。
以前は、平屋というと「ご年配の方が暮らす家」というイメージを持たれることも多かったんですが、今は違います。
30代、40代の子育て中のご家族からも、ごく自然に「平屋がいいです」という話が出てくるようになりました。
中日新聞の報道でも、岐阜県内の平屋の着工は10年前の3倍ほどに増えているとされていました。
僕たちも日々お客様とお話ししていますが、実感としても「確かにそのくらい増えているな」と感じます。
今日は、東濃で平屋を建てたいと考えている方に向けて、平屋の良いところだけではなく、
「ここは建てる前に知っておいてほしいな」
という点も、正直に書いてみたいと思います!
なぜ今、東濃で平屋を選ぶ方が増えているのでしょうか?

理由は、大きく三つあると思います💡
ひとつめは、やっぱり暮らしやすさです。
階段がないというのは、思っている以上に日々の負担を減らしてくれます。
洗濯物を持って二階へ上がる。
掃除機を持って下りる。
寝る前に「しまった、リビングに忘れ物をした」と、もう一度階段を下りる。
一つひとつは小さなことなんですが、毎日、一日に何度もとなると、これがじわじわ効いてくるんですよね。
ふたつめは、家族の気配が届きやすいことです。
もちろん、二階建てが悪いという話ではありません。
ただ、平屋の場合は家族が同じフロアで暮らすので、「誰かが帰ってきたな」とか「子どもが向こうで遊んでいるな」といった気配が自然と伝わります。この距離感が、平屋の良さのひとつだと思います!
みっつめは、東濃という土地柄です。
土岐市や瑞浪市、中津川市のあたりでは、平屋を無理なく配置できる土地に出会えることが少なくありません。
平屋を建てやすい土地が比較的見つかりやすい。この地域ならではの土地条件も、平屋が増えている理由のひとつだと思います。
平屋は本当に「土地が広くないと建てられない」のでしょうか?

これは、半分は本当です。
でも、半分は誤解なんですよね。
確かに、同じ延床面積の家を建てるのであれば、二階建てより平屋のほうが建物の底面積は大きくなります。
建ぺい率という決まりもありますので、二階建てより広い土地が必要になる。
これは事実です👆
ただ、そこで、「じゃあ、うちの土地では平屋は無理ですね」と諦めてしまう前に、ぜひ一度相談してほしいんです。平屋は、建物の形によって必要な土地がずいぶん変わります。
四角い箱のような家を置くのか。
L字型にして、中庭を抱え込むような形にするのか。
細長い建物にして、敷地の奥行きを使うのか。
同じ建物の坪数でも、形を変えることで敷地への収まり方はまったく違ってきます。
僕たちは、土地と建物はセットで考えるものだと思っています。土地だけを先に決めて、そのあとに建物を考える。
このように順番を分けるより、土地を見ながら建物の配置も一緒に考えたほうが、結果的に良い家づくりになりやすいんですよね。
東濃の夏をふまえると、暑さ対策はどう考えればいいのでしょうか?

今年の夏も、東濃は本当に暑かったですね、、、
多治見市では40℃を超えた日が報じられ、全国のニュースにもなりました。
毎年恒例ですね。
僕たちは、この東濃で家を建てています。だからこそ、暑さの話は避けて通れません。
平屋を考えるうえで大切なのは、窓から日差しを入れない工夫です。家の中に入ってしまった熱をエアコンで冷やすより、そもそも熱を入れないほうが、ずっと効率がいいんです。
深い軒を出す。窓の上に庇をつける。樹木を植えて日差しを遮る🌿こうした工夫は、設計の段階から考えることができます。
なお、2025年4月から、新築住宅は省エネ基準への適合が義務化されました。2026年は、その運用が定着していく年になります。これからの家づくりでは、断熱や省エネは特別なものではなく、当たり前の土台になっていきます。
一方で、平屋はワンフロアなので、上下階の温度差に悩まされにくいという良さがあります。きちんと断熱をした平屋は、やっぱり気持ちがいいんです。
夏も冬も、家の中を移動したときの温度差が少ない。これは実際に暮らしてみると、かなり大きな違いだと思います。
平屋の「かっこよさ」は、どこで決まるのでしょうか?

僕は、平屋の表情は屋根と軒でほとんど決まると思っています。
平屋は建物の高さが低いぶん、屋根が人の目に入りやすいんですよね。だからこそ、屋根の勾配や軒の深さ、横に伸びる水平のラインが、そのまま家の印象になります。
深い軒がすっと横に伸びた平屋は、それだけで落ち着いた佇まいになります。しかも、その深い軒が、先ほどお話しした夏の日差しも遮ってくれる。見た目がかっこいいだけではなく、ちゃんと暮らしやすさにもつながっている。
僕は、こういう機能と佇まいが同じ方向を向いている家が好きなんです。
家の内側でいうと、家ZOUらしさは、やっぱり木と鉄(アイアン)だと思います。
無垢の木が持つ柔らかさ。そこに、アイアンがきりっとした印象を加える。この二つを組み合わせることで、素朴すぎず、無機質すぎない空間が生まれます。
天井の高さを自由に扱えるのも、平屋の面白いところです。二階の床がないので、リビングだけ天井を高くして、木の梁を見せることもできます。
薪ストーブを置きたい。
愛車を眺められるガレージと家をつなげたい。
そういう
「自分たちらしい暮らし」
を形にしやすいのも、平屋の魅力ですね✨
平屋づくりで、後悔しやすいポイントはどこでしょうか?

良いことばかり書いてもフェアではありません💡
ここからは、平屋を建てる前に知っておいてほしいことを正直にお話しします。
ひとつめは、視線と防犯です。
平屋はすべての部屋が地上階にあるので、道路や隣の家からの視線が入りやすくなります。
ただ、これは間取りや外構で解決できます。
窓の高さを変える。
中庭を設けて、外ではなく内側に向かって開く。
塀や植栽で視線を切る。
設計の段階で「どこから、どう見られるのか」を一緒に確認しておけば、ほとんど心配はいりません。
ふたつめは、家の真ん中が暗くなりやすいことです。
建物が横に広くなると、外壁から離れた中心部分まで光が届きにくくなります。そこで、天窓や高窓、中庭などを使って、光を家の中へ入れていきます。
大切なのは、光をどこから引き込むのかを、平面図を描く最初の段階で決めておくことです。あとから簡単に直せる部分ではありませんので、ここは時間をかけて考えてほしいところです。
みっつめは、音です。
ワンフロアで暮らすということは、生活音も同じフロアを伝わります。
特に二世帯住宅の場合は、水回りと寝室の位置関係を丁寧に考える必要があります。
夜にお風呂を使う音が、隣の寝室まで響かないか。早朝にキッチンを使ったとき、別の部屋で寝ている人の負担にならないか。こうした生活の時間まで考えて配置することが大切です。
逆に言えば、そこをきちんと押さえておけば、平屋の二世帯住宅はとても暮らしやすい家になります。
よっつめは、将来のことです。
平屋は、増築するときに屋根を一度触ることになります。
そのため、二階建てと比べて増築が簡単ではありません。
お子さんが独立したあと、その部屋をどう使うのか。
夫婦二人の暮らしになったとき、家の中をどう使いたいのか。
今の暮らしだけではなく、その「先の姿」まで一緒に考えておくと安心です。
2026年に建てるなら、お金の面で何を見ておくべきでしょうか?

まず、住宅ローンの金利です。
2026年に入ってからも、住宅ローン金利は上昇の方向にあります↗️
金融機関によって対応は分かれていて、金利を据え置いたところもあれば、引き上げたところもあります。今後どうなるのかは、僕にも断定できません💭ただ、「以前と同じ金利のつもりで資金計画を立てないほうがいい」ということだけは、はっきり言えます。その時点の最新金利をもとにして、少し余裕を持たせた返済計画を立ててほしいと思います。
補助金についても、2026年は省エネ性能の高い住宅を対象とした国の支援制度が用意されています。ただし、補助金は名称、金額、要件、締切が年度ごとに見直されます。
工事を始める時期によって、対象になるかどうかが変わる場合もあります。「去年は使えたから、今年も同じだろう」とは限りません。ここは、その時点の公式情報を必ず確認してください。僕たちも、お客様の計画に合わせて、一緒に最新情報を確認させていただきます。
そして、よく聞くのが「平屋は割高」という話です💰これも、半分は正しくて、半分は違います。同じ延床面積で比べれば、平屋は二階建てより基礎と屋根の面積が増えます。そのため、坪単価は上がりやすくなります。
一方で、平屋には階段がありません。二階のトイレや洗面も必要ありませんし、廊下やホールを減らせる場合もあります。
つまり、増えるものもあれば、減らせるものもあるということです。最終的な総額は、建物の仕様と土地の条件によって決まります。
「平屋は高いらしい」という一般論だけで判断せず、
自分たちの土地と希望する暮らしで、実際に見積もってみる。
それがいちばん確かです!
合わせて読みたい
まとめ
-
土地の広さは必要ですが、建物の形と配置しだいで可能性は広がります。土地探しと同時に、建物の配置も考えていきたいところです。
-
東濃の夏を考えると、窓から日差しを入れない工夫が欠かせません。平屋だからこそ、軒や庇まで丁寧に考えます。
-
平屋の表情は、屋根と軒で決まります。内側は木と鉄を組み合わせ、素朴すぎず、無機質すぎない佇まいに仕上げます。
-
視線、家の中央部分の採光、音、将来の使い方。この四点は、設計の最初に一緒に考えておきたいところです。
-
金利も補助金も動いています。一般論ではなく、自分たちの計画に当てはめて、最新情報を確認することが大切です。
平屋は、見た目はすごくシンプルです。
でも実際には、敷地の使い方、光の入り方、風の抜け方、家族の距離感など、いろいろなことを考えて設計する必要があります。
シンプルだからこそ、設計する人間の考え方や腕が出やすい家なんですよね。
だからこそ、僕は平屋の設計が面白いと思っています。
家ZOUについて🏠🐘
株式会社家ZOUは、岐阜県土岐市肥田町浅野に拠点を置く工務店です。
土岐市・多治見市・瑞浪市・恵那市・中津川市・可児市・美濃加茂市を中心に、東濃エリアで注文住宅の家づくりをさせていただいております。
まだまだ暑い日が続きますので、皆さまお体ご自愛ください!ではまた~😚












